こんにちは、高木です。

今回はgeometry_managerクラスにforgetコマンドを追加していきます。その前に、前回作ったconfigureコマンドと共通の下請け関数を作れそうなので、先にそちらの整備からやっていきます。

共通の下請け関数として、引数違いのsub_commandメンバー関数を実装します。アクセス指定子はprivateでもいいんですが、念のためprotectedにしておきましょう。コードは以下のようになります。

せっかくですので、このsub_commandメンバー関数を使ってconfigureメンバー関数も書き換えておきます。

同じようにすれば、forgetメンバー関数も簡単に実装できますね。

一応、forgetコマンドについて簡単に説明しておきます。forgetコマンドというのは、いったんジオメトリーマネージャーで配置したウィジェットを取り除くために使います。取り除いたウィジェットは削除されるわけではないので、あらためてジオメトリーマネージャーで配置し直すこともできます。

それではコードを見ていきます。

こんな感じで、sub_commandメンバー関数を呼び出すだけですね。

今回はコードばかりになってしまいましたが、これといった説明はいらないと思います。次回は全ジオメトリーマネージャーに共通のコマンドを一気に実装していきます。今回実装したsub_commandメンバー関数が役に立ってくれそうです。