日本語を勉強している外国人向けに「やさしい日本語」というのがあります。難しい表現、回りくどい表現、あいまいな表現などを避けて、日本語の習熟度が少々低くても理解できる工夫がされています。

自治体の印刷物やWebサイトなんかでも、このやさしい日本語が使われているのをよく見かけます。外国人向けに英語で書いても、外国人はみんな英語ができるかというとそんなことはありませんから。それであれば、「日本の機関が発行している文書なのだから日本語で書く、ただしやさしい日本語にしますよ」ということだと思います。

私はこういうのが結構好きです。思い立ったら吉日で、早速取り入れていきたいと思います。まずは技術ドキュメントからやさしい日本語にしようと思います。さしあたってはソースコードのコメントからですね。

日本人で日本語ができるからといって、やさしい日本語がすぐに使いこなせるかというと、それはちょっと甘いようです。

やさしい日本語を書くのを支援するツールがいくつか出ています。そのうちのひとつ「やさにちチェッカー」というツールがあるので、それを使って訓練しようと考えています。

このブログ記事のここまでの内容をやさにちチェッカーにかけてみると、次のような結果になりました。

悪くはないですが、まだまだ訓練が必要そうです。評価項目が4種類ありますが、技術文書では語彙をやさしくするのは断念するしかなさそうです。漢字は3以上を狙いたいですね。あとの3つは4以上を狙っていきたいと思います。

すぐにはやさしい日本語を使いこなせないでしょうが、何とか習得したいと思います。やさしい日本語は外国人だけではなく日本人に対してもきっとやさしいでしょうから。