TR1 は、標準 C++ ライブラリの拡張に関するドラフト文書のことです。まだ、正式ではありませんは、おおむねこの内容が、C++ 0X と呼ばれる C++ の次期規格に盛り込まれるものと考えられています。
どんな機能が追加されているのか
ごく大雑把にいえば、Boost C++ Libraries の一部 +C99 + α といったところです。ただし、Boost C++ Libraries の該当機能と比べても、微妙な差異がありますし、C99 のライブラリが完全に取り込まれているというわけでもありません。ライブラリに限定したとしても、TR1 によって C++ が C99 の上位互換になるわけではありません。
名前空間
TR1 で拡張されるライブラリは、すべて std::tr1 名前空間の中に収められます。std 名前空間の中に、直接新しい関数などを追加することはできませんので、このような仕様になっています。
なお、C++ の次期規格である、いわゆる C++0X では、std::tr1 名前空間ではなく、追加のライブラリもすべて std 名前空間に収められます。

