水彩画を描きたい

実をいうと私は絵を描くのが好きです。ただし、仕事で描くのは嫌なので、デザイン関係は他人任せですし、業務上作成する資料や著書も図解とかはあまりありません。あくまでも趣味の話です。

思い返せば、もう何十年もの間、まともに絵を描いていなかった気がします。ところが、最近になって無性に水彩画を描きたくなってきました。先日、長男の夏休みの宿題を手伝ったのがきっかけです。長男は小学校の授業で水彩絵の具を使っていないのですが、夏休みの図工の宿題で、いくつか選択可能な課題の中から絵を選んだものですから、急遽幼稚園で使っていた水彩絵の具、パレット、水入れを引っ張りだしてきて対応することになったのです。

そうはいっても、幼稚園で使っていたままの状態なので、不足している絵の具が多数あります。赤が完全に切れているとか、黄色や青や黒も残り少ないという有様でした。長女も宿題で絵を描くのに、絵の具の補充を怠っていて切らしている色が多数ありました。しかたがないので、互いの絵の具を全部出せといって、乏しいリソースを分け合うことになったのです。

子供にまかせておくと、空は「そらいろ」、海は「あお」、太陽は「きいろ」というように、ステレオタイプな着色をしてしまいます。それ自体も問題(というかヘタクソな絵の典型)ですが、そもそもそんなことができるほど潤沢に絵の具がないのです。

そうした状況を打開するため、何とか有り合わせの絵の具だけで、それっぽく見えるように指導することになりました。比較的潤沢にあったのは、「しろ」、「あいいろ」、「そらいろ」、「しゅいろ」などです。それで、テーマ「海のいきもの」に挑まなければなりません。水の透明感を出すには黒を活かさなければなりませんが、「くろ」は少ないので、「あいいろ」で補いながらごまかすしかありません。空は灰色を巧妙に使いながら色に変化を出しました。

そんなこんなで、結局その日は徹夜で子供たちといっしょに絵を仕上げることになったのです。できあがった(一応、長男の作品とされる)絵を見た長女は、「このイルカ生きてるみたい。いまにもとびだしてきそう」との感想を吐きました。とても小学校低学年の作品とは思えません。ちょっとやりすぎたかなと思いましたが、まあいいでしょう。

という経緯があり、子供の宿題の手伝いではなく、自分自身でも絵を描きたくなったわけです。といっても油絵はいろいろ大変です。私は高校時代、日本画をやっていたので日本画をやってもよいのですが、これも手軽さに欠けます。そこで、透明水彩絵の具を使った水彩画に挑戦しようということになったわけです。

画材だけそろえて我流で始めてもよいのですが、ユーキャンあたりの通信講座を利用するのも(評価してくれる人がいるほうが張り合いが出るので)よいかとも考えています。妻いわく「そんな時間あるの?」とのことですが、どうにかなるでしょう。

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