商業高校という未知の世界

私が直接商業高校に関わるわけでも、うちの子供が商業高校に進学するわけでも、あるいは商業高校卒の従業員を雇おうというわけでもないのですが、最近、商業高校に少しずつ興味を持っています。というのも、非常勤講師をやっている専門学校には商業高校卒の生徒も少なくないからで、一体全体、商業高校というところはどんな勉強をするのかをある程度知っておかないと、いろいろ問題が出てくるからです。

私自身、高校は普通科でしたし、同級生の友人で(工業高校に行った人はいましたが)商業高校に行った人はまったくいませんでした。というか、自分がいた学区内にどんな商業高校があるのかも知りませんでしたし、どんな人種が通うところなのかも見当が付きませんでした。せいぜい、高校野球で甲子園に出てくる高校に商業高校が多いなあと、それぐらいの意識しかなかったのです。

そんな状況でしたから、商業高校というのは、きっと自営業をされている家の子が行くところで、卒業すると家業を手伝い、やがてはそれを継ぐのだろうと、勝手な想像をしていたわけです。ところが現実にはそうでもないようです。この歳になって、やっとそんな基本的なことに気づいたのです。

そういうこともあって、ちょっと前までは、高校を卒業しているにもかかわらず、ベクトルや微積分を(忘れたとか、苦手だとかではなく)習っていないというのが理解できなかったのです。実際、そういう人は少なからずいますので、ゆとり教育の影響なのか? と思ったりもしていました。

理由がおぼろげにでも見えてくると、ある程度想像力も働くようになってきます。数学以外についていえば、プログラミングを行う上で、国語は中卒レベルでも十分です。英語は、洋書や英文ドキュメントを読むのでなければ、中卒レベルでもなんとかなるでしょう。社会は直接関係ありません。扱っているのが"ゲーム"だけに、理科、とくに物理は必須ですが、これは数学同様かなり厳しいことが予想されます。

普通科の高校でいえば、おおむね2年生と3年生の2年間で習うことを、短時間に圧縮して指導することなど不可能ですので、必然的に独学による自助努力が求められるわけですが、相当興味を持たない限りは絶望的なのもわかります。さて、どうしたものでしょうか...。

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一応補足

最近はどうなのか知りませんが、私の世代(つまり四半世紀前)の商業高校では、珠算や簿記を中心に勉強していたようです。この点に関しては社会人になってしばらくしたぐらいで想像がつくようになっていました。

私は珠算はさっぱりです。暗算にいたっては2桁どうしの掛け算が不可能なレベルです。数学はそこそこ得意でしたが、算数は苦手だったのです。さらに、簿記にいたっては、確定申告を自力でやろうとすると、発熱するなど体調不良がほぼ確実に発生する有様です。日商簿記3級に絶対合格できない自信もあります。

というわけで、経理とかの仕事を何年もやっていける人は尊敬します。

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