C言語初学者に最適の開発環境は?

以前から、C言語初学者に最適の開発環境は何だろうという疑問を持っていました。自分なりにいろいろ考えたり、他のひとに相談したりしながら模索してきましたが、なかなか結論に達しません。そこで今回は、現段階の自分なりの考えを整理してみたいと思います。

まず、C言語初学者といっても、実際にはいろいろな人がいます。C言語を学んで何に使うのか? C言語をしっかり身に付けたいのか、それとも手っ取り早くプログラムを作りたいのか? こうした事情によって、答えは変わってくるようです。

C言語自体はどうでもよくて、例えばゲームならゲームのプログラムを手っ取り早く作りたいということであれば、そもそもC言語を選択した事自体が間違っています。(C言語ではなく)C++にすべきだということもあるでしょうが、手っ取り早く結果を得たいのであれば、何とかツクールでも使っておく方がよいでしょう。

C言語をしっかり身に付けたいのであれば、便利なツールより、基礎からしっかり技術が身につくツールを選ぶべきです。算数をこれから学ぼうとする小学生であれば、便利だからという理由で電卓を使うのは間違っています。やはり、紙と鉛筆と暗算で訓練を積む必要があるのです。製図を基礎からしっかり学びたい人であれば、便利だからというだけの理由でいきなりCADを使うのではなく、やはり手描きから始めるものです。

そう考えると、便利だからというだけで統合開発環境からスタートするのは必ずしも正しくないように思います。もちろん、他の言語でしっかり基礎が身についている人であれば、いきなり統合開発環境から始めても問題ないでしょうが...

本来であれば、LinuxやMac OSX上でGCCというのがよいのですが、PCから別途用意させるのはさすがに酷ですので、多くの人を対象にしようとするとWindowsにせざるを得ません。Cygwinにすればかなりいい線をいきますが、フルインストールするとサイズが非常に大きいのが難点です(X Windowを外せばよいのですが、本質ではないことで手間取らせるのは避けたいところです)。

MinGWであれば、簡単にインストールできるパッケージを作りやすいのですが、long double周りの不具合があります。Visual C++ 2008 Express Editionでclコマンドを使わせるのもよいのですが、いつまでツールを安定的に入手できるかわからないところに不安があります。Borland C++ Compilerはバグが多すぎます。

ツールの安定供給の問題さえ目をつぶれば、Visual C++ 2008 Express Editionでclコマンドというのが、今のところ一番注目しているのですが、これで間違いないといいきれないのが辛いところです。

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